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ヒヤリングセンター神奈川

コラム

モニターレポート 10月 宮平 様2018.01.15

氏名:宮平瞳
性別:女
出身:神奈川
職種:印刷業
補聴器歴:6年
家族構成:妹含め、5人家族
休日の過ごし方:お出掛け(ショッピング等)

1. 自己紹介

まず、自己紹介です。現在34歳で、仕事は印刷会社でオペレーターのアシスタント業務を担当しております。上司の指示や先輩方からの頼まれごとが、機械の回転音や警告音で時々遮られてしまったり、雑談も時々聞き間違いによりとんちんかんな回答をしてしまったりという状況です(でも周囲が笑って済ませてくれるので、まだ救われています。)

私が医師より「感音性難聴」と診断されたのは2009年でした。感音性難聴は老人性難聴に症状が似ているようですが、年齢的に老人性難聴は考えられないとのことでした。

また感音性難聴の特徴として、オージオグラムにしてみると気道聴力と骨導聴力の値が非常に密接しているのだそうです。標準純音聴力検査のみであっさりと診断されました。

思えば私の聞き取れない状況は、小学生の頃から表れていました。レクレーションの伝言ゲームの内容が聞き取れなかったり、全校朝礼で校長先生のお話が聞き取りづらくて理解に困ったり、など。それでも私の聴力を最初に不審に思ってくれたのは、親戚の伯母でした。父に耳打ちしてくれたようですが、別段どういったこともすることもなく、そのまま日々流れていきました。

小学校3年生の時、母が夕飯の支度をしている最中に自宅の電話が鳴ったようでした。テレビを見ていた私は、電話を取ることが億劫だったのか、夢中になり過ぎて耳に入ってこなかったのか、本当に聞こえていなかったのか今となっては覚えていませんが、結果的には母を怒らせてしまいました。その後、このことにより1年ほど大学病院に通院していました。ABR(聴性脳幹反応)などいくつか検査をやり、薬も処方してもらっていましたが大きな変化は見られず、いつしか通院をやめてしまいました。ただその中で印象的だったのが、母から聞いた「高い音が聞き取れないらしいよ」というものでした。

中学生になり、1年間だけバレーボール部に所属していました。体育館での練習もあり、ここでも聞き取れないことが戸惑いや苦労を感じさせられました。顧問の声が体育館の中で散ってしまっているようで、何を言っているのか理解できないのです。せっかくフォームについて注意してくださっているようでも内容が単なる「音」にしか聞こえなかった私は改善へ結び付けることができませんでした。のちに顧問から呼び出しを受け、「俺の声が聞こえないのか」と問われました。私は「以前、『高い音が聞き取れないらしい』と言われたことがある」と答えました。顧問の次の質問は「俺の声、高いか」でした。私は「高くないです」、「じゃあどうして聞き取れないんだ」と返ってきました。

これには当時の私は説明がつかず、返答に詰まってしまいました。

さて、この現象、レポートを作成しながら気になってしまったのでネットで調べてみました。おそらく「共鳴」というものだと思います。下記のサイトから見つけ、内容に詳しいです。

↓↓

・http://www.toa.co.jp/otokukan/otomame/theme1/1-6.htm (TOA株式会社『音空間_音のマメ知識_テーマ1.聞こえ方の不思議_6.共鳴が起こるのはなぜ?』)

 

社会人になる前は聞き漏れ、聞き違いがあっても何となく過ごせましたが、いざ仕事を持つとそうはいきません。前職は営業事務をしており、電話による受注業務もありました。もちろん、聞き違いなどによりミスを発生したこともあったと思いますが、一番苦労に感じたのは、ある営業さんが私のミスを注意してくれる時です。その場で注意してくれるので周囲への配慮によりいつも小声でした。でも私取っては本当に心苦しい状況でした。聞き取れないのです、自分への教訓なのに。

内容が内容だけに何度も聞き返す訳にいかない。相手も怒りたい感情を抑えながら話してくれている。声のボリュームを上げてもらったら頭ごなしに怒鳴っているように周囲が捉えてしまい、逆に相手に恥をかかせてしまうかもしえない。自分が同じミスをしないように言ってくれているのに活かすことができない。そんなモヤモヤした思いを抱えながら教訓垂れていました。今でもちゃんと聞こえて業務改善に繋げられたら、どんなによかったろうと思います。

こうしたささやき声のような、小声のようなもの以外にも、電車内での会話、セミナー等でよく行われるグループワークでの会話、美容院やお試しで行ってみた料理教室など会話や聞き取りに苦労する場所はたくさんあります。また、聞き間違いはどのような場合に起こりやすいのか、私が上手く説明ができずモヤモヤしていることをすっきりとまとめた文章を見つけているので、いつかの機会に触れてみたいです。

いわゆる手帳を取得できない聴こえの悪さを抱えた人が潜在的に日本には、世界にはどれくらいいるのだろうとよく思い巡らせています。と同時にそんな人たちと友達になって悩みや経験談を共有し、解決策を共に考えていけたらいいのだけどねと常日頃思う私です。

2. モニター機種を選んだ理由

私が今回モニターとして装着させていただいているものは、

・Beltone社製 Legend19 63DW

です。こちらはそれまで使用していたGN社製 Resound dot2 20と内部の構造上が似ているか何かで、部品にも互換性があると伺っておりました。ゆえに音質面も似ているとのことです。またボリュームつきの64DW(使用する電池が大きくなるのでボディに少し厚みが出ます)もありますが、私はメガネを使用することもあり、使用中や掛け外しをする際に邪魔になったり、落下したり恐れがあるため63DWに落ち着きました。

3. モニター機種の美点

実際に着けてみると最新機種ということもあり、まず音がクリアに感じました。また電話に出る時、受話器の当て方によっては発生してしまうハウリング音。以前の補聴器は、それを発生させないように自身で当て方の調整を工夫しなければなりませんでした。体得できればそれまでなのですが、職場で試行錯誤しているわけにいかず、結局仕事中は左耳を着けずに過ごしていました。Legendはその心配は全くないように思いました。電話がかかってきても受話器の当て位置を気にせずに対応できます。私か感じていた不安は一掃されました。

その他にもIoTならではの、手元のiPhoneにメーカー専用のアプリをダウンロードすることで音質や音量を自分で調整したり、中継器を使わずに音声を聞いたりすることができます。(Android用アプリも開発されればユーザー拡大につながるのかも。)

こうした機能は補聴器を着ければ生活を主体的にもっと楽しめ、あらゆる場所への行動範囲を広め、極論かもしれませんが、生きることへの意欲を高めるものではないのでしょうか。

4. 補聴器をつけてやってみたいこと、行きたい場所

最後に新しい補聴器を着けてやってみたいこと、行ってみたい場所に触れます。

・ライブを楽しむ

私は過去に何度かライブに足を運んでいるのですが、曲はCDで聞けるので歌詞が聞き取れなくても楽しめるのですが、アーディストのMCがいつも聞き取れません。アーティストの誰が話しても同じです。いわゆる「共鳴」の現象が起きているのかもしれませんが、周囲のお客さんがどっと笑っている様子を私は「いま何か面白い話をしているようだな」という具合に聞いています。MCは、ライブならではの楽しみなのに楽しむことができない自分がいます。Legendには音楽やテレビを視聴するときのメモリーを組み込んでもらっていますので、アプリの音質音量調整も併用しながら楽しんでみたいです。また音に重厚感があるオーケストラを楽しむことや、映画館で映画を観ることもやってみたいです。

先日、自室のパソコンで音楽を聴く際、通常のモードと音楽モードで聞き比べてみました。J-POPSですが、曲によっては通常モードでは聞き取れないリズム音が聞こえて、音に深みが増した印象でした。

・自然音を聞いてみる

昨今はYouTubeな喉を通じて自然界の音を集めたヒーリングミュージックを楽しむことができますが、これもやはり生で楽しんでみたいです。個人的には噴水とか水が湧き出てくるような音が好きなので、補聴器を装着している時と外してみた時の違いを比べてみても新たな発見があるかもしれないなと思っています。

↓私の現状の聴力です。8年前から

変わっていません。今思うとたぶん小学生の頃からこの状態だったのかもしれません

 

↓左がGN製のリサウンドdot2。

色はモンツァレッド。補聴器のイメージに新しい風を送り込んでくれた当時としては革新的だったかと。他にも色んな色がありました。右はモニターで使わせて頂いているBeltone製Legend。