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ヒヤリングセンター神奈川

コラム

モニターレポート 11月 宮平 様2018.01.15

氏名:宮平瞳
性別:女
出身:神奈川
職種:印刷業
補聴器歴:6年
家族構成:妹含め、5人家族
休日の過ごし方:お出掛け(ショッピング等)

1、1ヶ月使用してみて

モニターを始めて早くも1か月が過ぎた。それまで約3年は右側だけしか装用していなかったが、それなりに、しかも早く馴染んでしまったと感じているのは、これまでの使用歴(通算7年くらい)と、GNリサウンド社製とベルトーン社製の音質が似ていることにあるのだろう。

この補聴器の魅力の一つが、手元のiPhoneでボリューム調整やプログラムの切り替えができてしまうことだが、現在はプログラムを4つセットしてもらい、周囲環境に応じてスイッチで切り替えている。そうするとリモコンの必要性がなくなってしまうのだが、専用アプリに接続させるためにはBluetooth経由となり、電池の消耗が激しくなってしまう。また、状況によりiPhoneで操作することが難しい場合がある。周囲に理解者が多ければまだしも、会話の途中でスマホをいじり始めたら、話し手の心象は良いものではない。また使用者によっては、職場に私物のスマホを持ち込むことが難しい場合もある。そんなとき、機器本体のスイッチで切り替えられることは非常に便利で助かっている。

では補聴器使用による会話状況はどうだろうか。正直に言って、対話においては劇的に変していないように思うものの、補聴器を使用していることを知っている交際相手からは、「聞き返しが減ったんじゃない」と時折指摘される。また私自身は心的負担が軽減されたように思う。理由としては、両耳に装用していることでバランスよく音を取り込んでいること(脳への安心感?)、テレビや音楽視聴用のプログラムを使うことで音の拡がりを楽しめていること、そして、雑音抑制強めの設定により騒音の中における聞き取りへの不安感を小さくできたことが挙げられる。この雑音抑制強めの設定に切り替えた直後は、非常に安堵感がある。

2、プログラムの使い分け

モニターで使わせてもらっている補聴器『Legend 7』は4つまでプログラムを設定することができる。私の場合は、1:現状の聴力を補って一般聴力レベルに近づけているモード、2:1の音のボリュームを引き上げたもの、3:テレビ・音楽視聴モード、4:雑音抑制強めモードとなっている。

メインは1を使っている。家の中にいるときはこれで十分である。ただ街中で歩きながらの会話では難を感じる時もあるので、そのときは2を使ってみる。音量は明らかに大きくなるが、不必要な音も大きくなり「うわっ」と抵抗感を覚え、通常の1のモードに戻す。3のモードは特にパソコンで音楽を聴くときに分かりやすい。先にも書いたが、音が空間に拡がり、奥行きが出て重厚感がでる。また映画館で映画を観るときも同様に感じる。ただ映画館の場合は、上映作品の内容、設備の大きさにも左右されるようにも思う。内容にスピード感のあるアクション系映画は全体的な盛り上がりを重視してか、終始音響が大きめである。またシネコン映画館はDolbyやIMAX等、音響設備の良さも売りの一つなので、場合によっては補聴器が不要になってしまいそうなくらい大音響で上映している。映画館で補聴器をつけながら映画を楽しむなら、シネスイッチ銀座や岩波ホールなどの単館映画館で上映される文学的・叙情的な作品の方がお勧めである。プログラム4は主に職場や店内でもBGMが大きめに流れていたり、マイクを使いながらのデモンストレーション販売を行っている場所を横切ったりするときに使っている。

3、仕事をしていて思ったこと

現在の職場は、ラベル状や袋状の食品包装の印刷、ラミネート加工、印刷の端をカットするスリット加工、底部にシールを付けて袋状にする製袋加工を事業とする会社である。どの部署にも製造年が古く、原始的な手順を踏んで作動する機械もあるので、機械音もそれなりに大きい。初めに配属された部署は、例えるなら、離陸準備のためにエンジンをふかし始めた飛行機に乗っているのかと思うくらい轟音が響いていた。また同じ室内でも場所によって別の作業音(使用済みの空き缶を潰して捨ててる音など)も入ってくる。そうなると話し手の声が聞こえづらくなることは必至で、長々となりそうな会話は避けていた。

現在の所属先はスリット加工をする部署である。最初にいた部署より作業場が狭く、機械も小型になっている。それでも回転スピードが上がれば音は大きくなり、現場にある4台の機械がフル稼働すればそれなりの轟音である。

ちょっとした会話や指示伝達を受けるときは、約30cmの距離感となるため、機械音で聞き取りづらいなと思いつつも、なんとか応答したり次の作業に繋げる行動に移せたりするのだが、それ以上の距離感が出てくると、機械音が鳴っていない静かな状態でも会話はしづらい。その中でのたまの聞き間違いは、周囲の人が「相当のバカなのだな」と感じているかもと想像しながらも、表向きは平然としておいて寛容に受け流してくれているから、今に至っている。ただ、人間性というものは会話内容に表れ、そこで掴めることもあるので、ある種の誤解は仕方ないことだとは思っている。通常の場合でも口頭でその場で表現するよりも、時間を頂いてでも書いて表現するほうが、自分の言わんとしていることを伝えられているのかもしれないと感じることが多々なのである。

4、補聴器に関してあれこれ

1、カラフルな本体の復活

一時期多くのメーカーから発売されていたカラフルな本体のものが復活してほしい。

私もこれがあったから装用することができるようになったのだ。いつの間にか地味な色しか作らなくなってしまったようだが、これでは補聴器は年配の方が使うものというイメージが払拭しづらい。全面カラーが難しいのであれば、ライン状に入れてスタイリッシュな感じにしてもよいのでは。

2、電池消耗の軽減化

3、補聴器にもAI技術を

技術があまりにも発達してしまうと認定技能者の存在が危うくなるのかもしれないが…。例えば補聴器使用者が定期的に海外へ出張しているとする。言語によって周波数が異なってくるならば、自国語以外によく出張先になる国の言語の周波数に合わせた何らかの機能が搭載されれば、コミュニケーションの世界が変わるのではないだろうか。

よく行く場所に流れている言葉のクセや騒々しさの程度を、自動的に学習する能力が備われば、煩わしさは軽くなるのではないだろうか。

↓乾燥剤がようやく交換時期になった。

↓ Beltone社開発のアプリの一画面。

自然音や楽器の音が楽しめる。ちょっとした癒し。