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ヒヤリングセンター神奈川

コラム

モニターレポート 阿部 様2017.12.15

氏名:阿部美幸
性別:女
出身:神奈川
職種:公務員
補聴器歴:1か月半
家族構成:夫、子供2人
休日の過ごし方:家族と外出

自己紹介

31歳女性で子どもが2人います。職業は公務員です。
遺伝性の感音性難聴で、母や祖父母も難聴です。初めて聴力に異常が分かったのは、幼稚園に通っていた頃、時計の音が聞こえなかったことがきっかけでした。病院で検査をし、当時は補聴器をつける必要はないと言われ、学校はずっと普通級に通っていました。今、思えばあの困り感は難聴によるものだったのだろうと分かることもありますが、大学まで補聴器の必要性を感じず生活してきました。

補聴器をつけるまで

補聴器の必要性を感じ始めたのは、社会人になってからです。当時は会社員でした。1年目は会議中に議事録を任されるのですが、そもそも聞き取ることが困難な私にはうまくできないことも多く、「仕事ができない」と周りから評価されてしまうこともあったように思います。電話を取るのも1年目の仕事でしたが、うまく聞き取れない不安からなるべく電話を取らないようにもしていました。上司との会話が聞き取れなくても、なんとなく笑って誤魔化したりもしていました。
 学生から社会人になって大きく聴力が変化したわけではありません。学生の間はサービスを受けている側でしたから、聞き取れなくても困る場面が少なかったのでしょう。しかし、社会人になってサービスを提供する側になると聞き取れていないと困ることが顕著に表れ始めました。そこで初めて補聴器の必要性を感じ、耳鼻科を受診しました。やはりもう補聴器の必要な聴力であると診断され、外来の補聴器屋さんを紹介して頂きました。
 ちなみに当時の私の補聴器のイメージは「つけても意味がない」というものでした。はじめに、遺伝性の難聴で母や祖父母も難聴であると書きましたが、母も祖父母も補聴器はつけていません。補聴器は雑音が多く、つけていると頭が痛くなるということを彼らから聞かされてきました。補聴器をお試しでつけ、やはり水の音が頭に響くなどの雑音が気になり、補聴器は見送ることとなりました。そのときは専業主婦でしたので、また困る場面が減ったことが大きな要因でした。
31歳になった今、補聴器をつけようという気持ちに改めてなったのは、また仕事を始めたことと、子どもが産まれたことです。ずっと就きたかった仕事を新たにはじめ、もう以前の職場のように、聞き取れないことで仕事の支障をきたしたくありません。また、日に日におしゃべりが上手になっていく我が子を前に、私が上手く聞き取れていないのか、子どもがまだ上手に発話できていないのか分からないことが増えました。この先、「ママは言ってることを分かってくれない!」なんて言われたくありません。
 また、親戚で補聴器をつけて生活が便利になったという方の話を聞けたことも大きなきっかけです。補聴器をうまく使いこなしている姿が、私もこうならなければという気持ちにさせたのです。

製品のいいと思ったところ

 5年ほど前、補聴器をお試しでつけたときは、雑音がかなり気になりましたが、現在使用しているベルトーンの補聴器はさほど気になりません。補聴器の性能は数年前と比べてかなり良くなっていると伺いました。
 また、この補聴器はiPhoneと連動していて、自分で調整をすることができます。例えば、静かな環境やレストランなど騒がしい環境などに応じて、集音の方法を変えることができます。高音と低音のどちらかだけを大きくしたり小さくしたりできるのも魅力です。

↓現在使用中のベルトーンの補聴器

今後試したいこと、やってみたいこと

 モニターとして補聴器を使い始めて約2週間。まだまだ慣れないことも多いですが、雑音には慣れ効果を感じる場面もあります。少しずつ、装着時間を延ばせていけたらと思います。現在はベルトーンを使っていますが、初心者向きといわれるシーメンスも使用してみたいです。そのさい、音の聞こえの違いが分かるといいなと考えています。
また、自分に適した調整のバランスも掴んでいきたいと考えています。最近の補聴器は高性能です。静かな環境や雑音の多い場所など環境に応じて、補聴器の聞こえを調整する機能もあり、こういった性能を自分の困った場面に合わせて適切に使えるよう、頑張っていきたいです。

↓補聴器装着の画像