補聴器の電池は大きく分けて2種類あります。
①充電式電池 ②ボタン電池
充電式は最近の電池です。
今回は補聴器ユーザーを支え続けているボタン電池にについてご紹介します。
補聴器には補聴器専用のボタン電池を使います。
種類
補聴器用電池の標準サイズは、 10、 13、 312 および 675です。サイズはパッケージと電池に貼ってあるシールの色で見分けられます。
電池にシールがついているのはどうして?
補聴器用電池はエネルギー源として空気中の酸素を使用します。シールは電池の空気孔をふさぐためのものです。シールをはがすと約30秒から60秒後に補聴器用電池は使えるようになるので、電池ホルダーを閉じてください。
電池を使用しない場合はシールを剝さないでください。一旦シールを剝すと再びシールを貼っても、電池の寿命を延ばすことはできません。
電池の保管方法は?
パワーワン補聴器用電池は10度~30度の温度で保管してください。理想的なのは20度~25度の室内温度です。高音によって補聴器稼働時間が短くなることがあります。冷蔵庫や湿気のある環境では保管しないでください。 電池をケースに入れないで裸のまま財布やハンドバックに入れて持ち歩かないでください。電池がカギや小銭と接触するとショートする原因となります。
電池をより高性能に使いこなすにはどうしたら良いですか?
電池の空気穴から湿気が入らないようにご注意ください。また電池を長く使うために、補聴器を使用しない場合は電源をオフにしてください。
また冬場は乾燥状態が強いところでお使いになると、電池の寿命が半分くらいになってしまうことがあります。
電池が無くなったら捨て方は?
電池が完全に空になると電池液漏れの原因となることがあります。この電池液漏れは空になった電池を補聴器にいれたまま放置しつづけると電池の漏液が起こる可能性があります。
使い切った電池はできるだけすぐに補聴器から取り出してください。環境を保護するためにも、使用済み電池は家庭ごみとして処理することはおやめください。処理する場合は、+極と-極をセロハンテープで絶縁してから、販売店の回収缶に入れてください。補聴器用電池も他の電池同様、燃やさないでください。