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コラム

補聴器用 空気電池について2024.08.29

補聴器用の電池についてご存知ですか?


補聴器に使用されている電池はボタン電池ではなく

空気電池と呼ばれるものです。

空気電池は空気中の酸素を取り込むことで発電します。

 

空気電池の種類


補聴器用電池の標準サイズは、

10(黄色)<312(茶色)<13(橙色)<675(青色)の順で

電池本体が大きくなり、持ち時間も長くなります。

また、電池のパッケージと電池に貼ってあるシールの色で種類を見分けます。

補聴器メーカーのカタログには、補聴器毎に対応する電池の大きさが決められており、数字と色で見分けられるような分かりやすい表記となっております。

 

取扱いについて


・電池にシールが貼ってあるのはどうして?

初めにお伝えした通り、空気電池はエネルギー源として空気中の酸素を利用します。

シールは電池の空気孔を塞ぐためのものです。

・使用方法は

新しい電池を使用する際には、先ず貼り付けてあるシールを剥がします。

直ぐに補聴器の中には入れず、約30秒~60秒ほどお待ちいただきますと空気電池が十分に酸素を取り込んで使用できるようになりますので、少々空気に触れさせてから補聴器本体の中に入れていただきますようお願いします。

・電池の保管方法は?

理想は20度~25度の室内温度です。高温多湿や低温によって補聴器稼働時間が短くなることがあります。

冷蔵庫や気温の変化が激しい窓際などでは保管しないでください。

使用しない新しい電池について、購入時に封入されているパッケージから取り出しての保管はお止めください。

シールが貼り付けてある状態でも裸のまま財布やハンドバックに入れて持ち歩いてしまうと、空気にさらされてしまう時間が増えて劣化が進みます。

また、カギや小銭と直接接触してしまう事でショートする原因となります。

※使用中の電池の保管は、補聴器から取り出して新品同様に+極側にシールを貼り付けておくことで、多少の使用時間延長が期待できます。

※空気電池は一度シールを剥がして酸素に触れさせると、その後に貼り直しをしても少しずつ電力を消費してしまいます。

※パッケージ裏に使用期限が記載されていますのでご自身でお確かめください。

・電池が無くなったら捨て方は?

電池が完全に空になると電池液漏れの原因となることがあります。この電池液漏れは空になった電池を補聴器にいれたまま放置しつづけると電池の漏液が起こる可能性があります。

使い切った電池はできるだけすぐに補聴器から取り出してください。

環境を保護するためにも、使用済み電池は家庭ゴミとして処理することはおやめください。処理する場合は、+極と-極をセロハンテープを貼り付けて絶縁してから、販売店の回収缶に入れてください(もしくはスタッフにお渡しください)。補聴器用電池も他の電池同様、燃やさないでください。

 

補聴器専門店 ヒヤリングセンター神奈川

川崎本店・横浜プレミアムラウンジにて

皆さまのご来店をお待ちいたしております。

 

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